
「児童養護施設で困っている職員も活用で来たらいいですね……」
私が開業のお知らせをした友人からもらった言葉です。
彼女は児童養護施設でケアワーカーをしています。
きっといろいろな施設があって、こんなこと書くと「そんなことない!」と怒られるかもしれませんが。
生活臨床の独自の難しさから、
「同期以外と本音で話せない……」
「味方の人の味方が、自分の味方とは限らない……」
こんなつらさを、私はよく耳にします。
どんな職場でもこのような一面はあるのでしょうが、ときに24時間を、(小舎であれば)密室で一緒に過ごす職員同士の関係というのは、一筋縄ではいかないものです。
本当は、施設内部の方や、スーパーヴァイザー、FSWや施設心理に話せれば良いでしょう。
けれど、どうしても内部の人と話せない時。
そのエネルギーがわかないとき。
よろしければ相談しにいらしてください。
措置児童についての事情を伺うには(コンサル等の面接のご希望の場合)、施設や、ときに子どもの了承が必要ですが、
ケアワーカーさんご自身の悩みであれば、お伺いすることができます。

門前仲町カウンセリングオフィスの臨床心理士は、
児童相談所や児童養護施設、社会的養護の分野で8年ほど勤務してきました。
(東京ではないので、「知りあい?」などとご心配される必要はありません。顔は狭いです。また離れてから5年くらい経っています。)
一人一人のご苦労や辛さまでは、お話を聞いていないので「わかる」とは言いませんが、どんな独特さや難しさがある仕事なのか、また、面白さや喜びについては、知っているところもあります。
私の友人は、児童養護施設職員のバーンアウト(燃え尽き)についての論文を書いてしました。
どうぞ、燃え尽きてしまう前に。
まずはご一報ください。お気持ちの整理など、お力になりたいと思っています。
