演劇現場におけるリスペクトトレーニング・ハラスメント予防研修の感想(3)

2022年12月に研修を行った劇26.25団 さんからコメントをいただきました。

コロナ禍に突入したと同時に出産&育児期に突入し、世間から隔絶された時間を過ごしました。ようやく元の世界に戻ってみると映像や演劇など表現の現場での自浄作用が働き始めていました。
 
いい流れだと感じました。
自身の劇団活動を本格的に再開する前に、劇団員たちとハラスメントに対する認識を再確認し、知識をアップデートする必要があると思いました。
 
研修を受けて非常によかったと思っています。
 
他者への加害を行わないためには知識を得ると同時にそれを実践していく必要がありますが、「実践」というのが曲者で、いかに難しいかを今回の研修で学びました。
 
過去を振り返ってみるとわたしは劇団員らに抑圧を強いていた自覚があります。言い訳はできるものではなく、今回、露木先生の研修の場で、劇団員らに過去の反省と今後の姿勢を示せただけでも意義がありました。
 
皆が腹の底に抱えていたものを、さぐりさぐり言葉にしながら対話ができたことで、各々が「安全な場所」を確保するための一歩を踏み出せたようにも思います。
 
わたし自身にとってこれが贖罪となるわけではなく、過去の過ちにこれでもか!ってくらい向き合うことが必要なんだと痛感しています。
 
表現者として、この社会が抱えている問題を俯瞰して見ていかなければならない立場の人間として、今後も劇団員らと対話をしながら、より安全な環境を整え、作品づくりをして参ります。
 
どうもありがとうございました。
 
 
杉田鮎味
劇26.25団 主宰/脚本/演出
 
 
ーーーーーーーーーー
 
今回、講習を受けまして、知ることの大切さを感じました。ハラスメントは往々にして加害者側にその意識が薄いものが多く、このような講習を受けることによって意識づけをすることが大切であるなと思いました。ぜひ、機会があれば多くの方にそ講習を受けてもらえれば良いと思います
 
山本卓司/スタッフ
 
 
ーーーーーーーーーー
▼劇26.25団〔ニーゴーダン〕劇団員の感想
 
 
トレーニングを受けて、ハラスメントの基礎知識を学び、理解する良い機会になりました。
しかしながら、その理解を深め、意識と共に変化し続ける現状把握にはまだ時間を要すと感じました
時代に適応し、安全な現場環境をつくるため
にはどうすればいいのか?自らに問いながら、継続してハラスメントに対する学びを行い、常に考える力を養っていかなければならないと思っています。
ありがとうございました。
 
長尾長幸/俳優
 
ーーーーーーーーーー
 
露木先生、改めまして先日はありがとうございました。
劇団員の杉元秀透です。
今までうやむやにしてきた事や感情が、ひとつひとつ丁寧にクリアになり、とてもスッキリとしました。ありがとうございます。
個人的にはチェックリストを作るのが、良いなと思いました。
今後とも何卒宜しくお願い致します。
 
杉元秀透/俳優
 
ーーーーーーーーーー
 
自分の性質や、過去に引っかかっていたことなどを整理することができ、また冷静な目でどのような稽古環境を作っていきたいのかを話し合うことができました。
とても貴重な時間でした。
 
日常生活や社会生活を送るうえでも大切なことばかりだったので、演劇界だけじゃなく、様々な業界や学校でも受けられるようになったら良いなぁと思いました。
 
わたなべ あきこ/俳優
 
ーーーーーーーーーー
 
自身が過去に受けたことや感じたことに対して認識することが出来たことはもちろんですが、既に発してしまった言動や行動、今後自身が犯すかもしれないハラスメントの可能性を冷静に学ぶ時間となりました。
怖がらずにコミュニケーションをし続ける為のルールを定期的に確認し、新しい情報をフラットに受け止め、変化出来る人間になりたいと感じました。
 
梢栄/俳優
 
ーーーーーーーーーー
 
ひとりの人間として知っておくべき、人権の基礎の理解ができました。ニーゴー団の1人として、演劇に携わる一人として、そして日本人として、女性として、恥ずかしくない行動・言動ができるように前向きなモチベーションが湧きました!ありがとうございました。
 
リサリーサ/俳優