たとえばこんな相談を(検診篇)

たとえばこういったご相談をよく受けさせて頂いています。

1歳半~3歳半のお子さんのご家族

市区町村の検診に行ったら、発達についての指摘を受けました。初めての子どもなので、比べる相手もいないし。「こんなもんだろう」と。他の子と違うとは思っていませんでした。「視線が合いにくかったりされますか?」って言われたので、インターネットで調べたら、情報が沢山出て来て。この子は発達障がいなのでしょうか。インターネットでは発達障がいのある子どもには早期療育が必要って書いてあります。早期っていつからいつまでなのでしょうか。ネットでは1歳過ぎの子が、訓練を受けている写真がありました。うちの子はもう手遅れなのでしょうか。

市区町村の臨床心理士さんとの面接の予約は入っているのですが、1か月先で。不安でいてもたってもいられません。療育は「手帳」がないと受けられないのでしょうか。インターネットにどこの療育機関も一杯で順番待ちって書いてありました。何からすれば良いのでしょうか。

早く市区町村の方とお話したい気持ちもあるんです。けれど、行政の方と話してしまうと「何かが決まってしまう」ような気がして怖くて。行政と関係のない方にも、意見を聞いてみたいのです。

私が仕事の中で本当によく聞かせて頂くようなお話です。

現代にはインターネットがあります。そこには有益な情報ももちろんありますが、逆に情報過多になりすぎて苦しくなってしまうことも多いように思います。
そういったときには、一度、スマホを置いて、パソコンを閉じて、専門職に会いに行って下さい。このオフィスでなくても構いません。

そうすれば多すぎる情報の中から、そのお子さんに合った、今、必要な情報を、共に選び抜くことができると思います。

気持ちと知識を整えてから、市区町村の面談に向かわれても良いのではないでしょうか。何も怖いことはありませんし、味方を増やすつもりで、安心してお出かけください。

また、同様のお話で、
検診ではなく、保育園や幼稚園の先生からのご指摘、というのもよく伺う相談です。

もしも園でお困りのことがあるようでしたら、原因はおいておくとしても、どう配慮をしたらお子さんも先生も困らずに、お子さんが安心して登園できるかを、ご提案させて頂けたらと思います。(ご希望に応じて)

こういったご指摘は、ご家族が薄々と何かの違和感や心配を感じていらしゃった場合にも、いざうけると色々な感情が渦巻きますし。まったく問題なくうまくやっているところへの寝耳に水のご指摘ですとショックや驚きが強いと思います。場合によっては「なぜ今まで教えてくれなかったんだろう」のような悲しみや怒りが湧くこともあるかもしれません。

そういったときに、ぜひ、当オフィスにご相談下さい。
絡まった気持ちを一つずつ整理していくお手伝いができればと思います。もちろん、発達についてのお話も致します。

園の先生方は、お子さんが楽しんで登園できるように、愛情を持ってご指摘下さったのだと思います。きっとです。そのときが一番良いタイミングだったのでしょう。

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