また、不登校の理由に、
発達障がいのお子さんが持つ「感覚の過敏さ」があることもあります。
発達障がいは、その特徴・症状の出方は人それぞれですので、すべての子どもに当てはまるわけではありませんが。
感覚が鋭過ぎて教室にいられないこともあるようです。
この教室は大丈夫だけど、
あっち教室は壁紙の接着剤の匂いで気分が悪くなり、眩暈がするので入れない。
そんな方もいらっしゃいます。
小さなお子さんの場合、感覚的なことをうまく言葉で説明できないことも多いです。
また、発達障がいの方は、発達障がいを持っていない方々がどのようにそれを感じているかを知ることはできませんから「みんなも辛いけど、我慢しているんだ」「こんなことで辛い自分はだめだ」などと思って、一人で抱え込み、ある日突然にドロップアウトしてしまうこともあります。
過敏さがない人たちは何にも感じない教室でも、
・この教室は、音が反響してうるさくて耳が痛いから入れない。
・窓際の席になってしまい、目に光が当たって痛いのでいられない。
・ここの教室だと、どうしての視界の先に、苦手なマークが目に入ってしまうから苦痛でいられない。
例えば、このようなこともあります。