「母性」と「父性」が大切ということで、
私が、思春期の不登校についてお話を聞いた精神科医の先生は、「子どもが不登校になった」という保護者の方が来られた時に、
「ご夫婦仲はどうですか」「ご夫婦のコミュニケーションは取れていますか」
更に、
ときにして、より深いコミュニケーションの手段としての、
「性行為はされていますか」
と質問されるとのことでした。これは、例えば一方的なもの、行為のための行為のようなものではなく、あくまでコミュニケーションの先のものとしての性行為です。
お子さんの不登校をご家族でサポートするには「母性」「父性」の両方が必要になってきます。ですから、ご夫婦のコミュニケーションは大切ですし、
もしも、それが欠けているとしたら、
その欠けを満たしていくために、お子さんが不登校になって示してくれたところもあるのかもしれません。(少し、夢見がちな、物語のようなお話ですが)
お子さんが不登校になると、「子ども子ども」となってしまいます。それは誰しもがそうです。ですがそのときに「あれ、私たちの夫婦はどうかな?」と振り返ってみることが、意外と近道だったりもします。